2009年02月11日

Posted by tsuhako
at 10:04
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私の転職体験(逃げ出すための転職)その4

転職をするということは私の周りでは、仕事ができずに忍耐がなく、落ち着きのない人間がやることのように思われていました。

実際、カネボウからプルデンシャルに転職するときは、キャリアアップのつもりでしたが、そこで仕事ができずに辞めていくということは、落ち着いて考えることができない状態だったからに違いありません。

しかもその一年前に同じく東京で仕事をしてた兄が退職して沖縄に帰っていましたので、兄弟そろって負け犬、忍耐がないというようなことを親戚等からいわれ、馬鹿にされました。

当時、高校の教員をしていた叔父からは、「一度就職したら、死んでもしがみつくくらいの根性がないとだめだ」ということを言われました。

友人たちからも馬鹿にされたように気持になり、それに抵抗するために、自分はヘッドハントされたということをしきりに強調していました。
しかし、それは前のこと、その先ではやはり仕事ができなくて辞めていったのは間違いないのです。でもそれを自分で認めることはなかなかできませんでした。

一般に仕事がうまくいかなくなって転職するということは、よくあることと思います。

仕事そのものもそうですが、同僚や上司との相性が悪かったり、なんといっても会社の将来に不安を感じるようなことが理由で転職することもあります。

理由はどうあれ、自分を追いつめてしまうような仕事をしているくらいなら、転職したほうが良いと思います。

私はあの時、会社を辞めて沖縄に帰ってこなかったら、自殺してたかもしれません。
そう思うと思い切って転職してよかったとつくづく思います。

会社員として頑張っているにも関わらず、大きな悩みを抱えている方々には、転職という道もあるということを知っていただきたいと思います。

今、住んでいるところだけが世界のすべてではありません。
田舎に帰るのも一つの道、都会に出ていくのも一つの道、自分を苦しめるくらいならば違う地域や仕事を選ぶことも選択肢にいれるべきだと思います。

そして小さいプライドを捨てて、人に頭を下げてでも、給料が下がっても、自分の気持ちを整理できる仕事に就くべきだと思います。

毎年、過労死や自殺のニュースが流れます。好きでやっている仕事であればよいのですが、死ぬほど苦しい思いをしながらその仕事を続ける意味はありません。

しかし、安易に転職することはやはり避けるべきだと思います。
まずは、今の仕事を続けるには何をどうすればよいかをじっくりと考え、周りの人はもちろん、公的機関等の第三者にも相談することを勧めます。

その上で、やはり転職しなければ打開することができないという結論が出たならば、さまざまな角度で情報を集めた上で転職するようにすればよいと思います。

日本には失業保険という制度があります。ハローワーク等の相談する場も設けられています。そういったところも利用しながら自分がやっていける仕事を探すということが必要なのだと思います。







 
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